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Polymer Insulator|Composite Insulator

ポリマーがいし

FRPロッドとシリコーンゴムを
用いた軽量・絶縁用品。

送電線は鉄塔で支持され、各変電所へと電気を送電しています。送電線を鉄塔に直接接続すると電気が鉄塔を介して地面に逃げてしまうため、「がいし」と呼ばれる絶縁物を介して鉄塔に連結しています。

日本では従来、磁器製のがいしが用いられてきましたが、海外ではポリマー製のがいしも多く使用されており、軽量性と汚損耐電圧性能に優れる点から国内でも採用が進んでいます。

ポリマーがいしの構成

Composition
ポリマーがいしの構成
ポリマーがいしの基本構成(FRPロッド + シリコーンゴム)

相間スペーサ

Inter-phase Spacer
相間スペーサ

ポリマーがいしは磁器製がいしと比べて軽量です。電線への着氷雪による上下運動(ギャロッピング)や着氷雪脱落に伴う電線の跳ね上がり(スリートジャンプ)などによる電気事故の対策品として、相間スペーサに用いられています。

従来は磁器がいしが用いられていましたが、重量による鉄塔補強の必要や地震時の折損リスクがありました。ポリマーがいしは軽量で鉄塔への負担が減り、衝撃に強く割れない利点から、現在では相間スペーサの主流となっています。

電圧階級ごとの適用相間距離と耐電圧性能

適用電圧 適用相間距離(mm) 耐電圧(kV)
標準型 長さ調整型 商用周波注水 雷インパルス
22 1,550〜 2,200〜 275 575
33 2,100〜 2,800〜 420 860
66/77 2,190〜 2,900〜 545 1,100
110/154 3,410〜 780 1,660
187 4,900〜 540 1,050
220/275 6,100〜 6,500〜 700 1,450
座標調整型の仕様図例
仕様図例

本線用がいし

Main Line Insulator
本線用がいし

ポリマーがいしは金属部が少なく、汚損耐電圧特性に優れているため、腐食環境の厳しい沿岸部等での採用が注目されています。軽量のため、作業時間の短縮や運搬労力の低減も可能です。

当社で取り扱う PFISTERER 製 のポリマーがいしは、比較的自由な設計が可能で、ご要望のがいし長さ・表面漏れ距離・耐電圧性能に沿った設計が可能です。下表の66/77kV電力用規格品以外のラインナップもございますので、お気軽にお問い合わせください。

電力用規格品(66/77kV 標準品)

電力用規格
がいし記号
引張強度
(kN)
全長
(mm)
表面
漏れ距離
(mm)
耐電圧(kV) 質量
(kg)
連結寸法
商用周波
注水
雷インパルス 形状 E B ボルト径
PLC-801712 120 930 1750以上 200 400 5.3 クレビス形 19 25 M16
PLC-802112 1040 2140以上 225 470 6.7
PLC-802412 1185 2470以上 200 555 7.2
PLC-801716 165 960 1750以上 220 400 7.1 クレビス形 25 31 M22
PLC-802116 1090 2140以上 270 470 8.0
PLC-802416 1,235 2,470以上 270 555 8.4
仕様図
仕様図

ジャンパ支持がいし

Jumper Support Insulator
ジャンパ支持がいし

ポリマーがいしは、ジャンパ線の横振れ抑制目的で支持がいしとしても採用されています。フレキシブルで地震などの衝撃が加わっても割れず、破片の飛散・落下もないため、地震対策 としても重宝されています。

当社で取り扱う PFISTERER 製のポリマーがいしは、比較的自由な設計が可能。ご要望のがいし長さ・表面漏れ距離・耐電圧性能に沿った設計が可能です。下表の66/77kV電力用規格品以外もご相談ください。

電力用規格品(66/77kV 標準品)

電力用規格
がいし記号
全長
(mm)
表面
漏れ距離
(mm)
耐電圧(kV) 質量
(kg)
連結寸法
商用周波
注水
雷インパルス 形状 P ボルト径 適用
電線径
PSL-8017 810 1750以上 150 400 10 クランプ
一体型
155 M16 Φ12.6~38.4
PSL-8021 960 2140以上 245 490 11.6
PSL-8024 1,100 2,470以上 210 550 12.3
仕様図
仕様図

V吊懸垂装置

V-string Suspension Device
V吊懸垂装置

がいし装置を大別すると、電線を引き留める 耐張装置 と電線を吊下げる 懸垂装置 に分類されます。懸垂装置では電線の重量だけが乗るため、強風時にがいし装置が横振れし電気事故になる場合があります。この横振れ対策として、がいしをV状に吊り下げた V吊装置 があり、ポリマーがいしを採用することも可能です。

ただし強風時、風下側のがいしには圧縮荷重が加わるため、風圧荷重が大きい場合は FRPロッド の強度を超える可能性があります。そのため V吊装置にポリマーがいしを採用する際は、FRPロッドの太さが適切か評価が必要です。当社では諸条件を基に性能試験を行い、適用可否の検討を実施しています。

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