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2025.11.14 | #技術活動

雪氷研究大会参加|風力発電風車ブレードの着雪様相について

記事を書いた人

M.A / 技術部

雪氷研究大会参加

今回の発表概要

2025年9月7日(日)~9月10日(水)に三重大学で開催された雪氷研究大会(2025・津)に参加しました。
本大会では、共著にて「風力発電風車ブレードの着雪様相について」という題目で発表を行いました。


本研究のポイントと今後の展望

本研究において、弊社は、風力発電所での観測データの収集および整理を担当しました。数分おきに自動撮影された膨大な画像データの中から、 ブレードへの着雪が確認できる画像のみを手作業で抽出し、気象データとの比較・整理を行いました。データ量が非常に多く、抽出作業には多くの労力を要しました。
主に海外にて「風車ブレードへの着氷」に関する報告は多数ありますが、日本特有の気象による「風車ブレードへの着雪」に関する報告はほとんどありませんでした。 本研究では収集データをもとに、風車ブレードへの着雪が発電設備に及ぼす影響について貴重な知見が報告されました。
これらの成果は今後、風力発電設備の運用・保守計画の改善、着雪対策の最適化に活用することが期待されます。