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研究協力

Research Cooperation /  研究協力

技術知見向上のため、学会や対外委員会へ参加しています。

主な参加例をご紹介します。

1学会

01 / INMR(Insulator News and Market Report)

がいし関連の国際的な学会です。2022年ベルリン大会、2023年バンコク大会に参加しました。
企業の紹介に加え、日本におけるポリマーがいしの取り組み等を発表しました。

2023年バンコク大会 2022年ベルリン大会

発表一覧

2022年ベルリン大会:
・日本における様々な自然環境へのポリマーがいしの適用
Application of Polymer Insulators for Varying Natural Environments in Japan
・ポリマーがいしから発生する風音とその対策
Aeolian Noise from Polymer Insulators and it's Countermeasures
・火山灰対策としてのポリマーがいしの適用
Application of polymer insulators as countermeasures for volcanic ash

2023年バンコク大会:
・がいし連への海塩を含んだ湿型圧密着雪
Wet Snow Accretion Packed with Sea-Salt on Insulator String
・日本における架空送電線のモニタリングと解析技術の現状
State of the Art Monitoring & Analysis for Overhead Transmission Lines in Japan

02 / CIGRE(Conseil Internationale des Grands Reseaux Electriques)

電力技術関連の国際的な学会です。2021年金沢大会、2023年仙台大会、2024年パリ大会に参加しました。

2023年仙台大会 展示会ブース

発表一覧

2021年 AORC(アジア・オセアニア地域会議) 金沢大会(オンライン開催)
・火山灰対策としてのポリマーがいしの適用
Application of polymer insulators as countermeasures for volcanic ash

2023年 B2 (架空送電線)仙台大会
・今日のポリマーがいしの適用技術
Today's Composite Insulator Application Technology
・架空送電線用がしへの圧密着雪の形成プロセス~実線路における観測~
Formation process of packed snow accretion on insulators of overhead transmission lines - Field observation at service line -

2024年パリ大会
・架空送電用がいしへの圧密着雪観測とACMによる雪の導電率測定
Packed Snow Accretion on Overhead Transmission Line Insulators Field Monitoring and Snow Conductivity Measurement using ACM
2対外委員会

01 / がいし標準化委員会
(Polymer Insulator Standardization Community)

がいしにまつわる規格を制定するための委員会で、
ポリマーがいしを取り扱う以前より参加しております。

02 / 電気協同研究会
(Electric Technology Research Association)

電力会社を含めた日本国内の電気的な研究を取りまとめる作業会です。
架線金具や絶縁関連、ポリマーがいし等の取りまとめに参加しています。

3協同研究

01 / 工法の開発

現在、国内の送電設備は建設から40~50年が経過しており、今後は経年劣化に伴うがいしおよび金具の取替工事が増加すると予想されます。 しかし、工事業者の人員不足や工事のための停電日数の制限などにより、必要な工事量に対して、施工能力が対応できなくなることも予測されています。 このような問題を解決するため、当社では、工事業者と共同で、取替工事の効率化を目的に工具や工法の開発に取り組んでおります。 一例として、2条一括工法があり、鉄塔の腕金交換時において、電線やがいし装置を仮鉄塔へ移設する際、電線2条をまとめて移線することができる工法です。 これにより、工事期間を大幅に短縮でき、2017年には第62回澁澤賞を受賞いたしました。

第62回澁澤賞受賞 2022年ベルリン大会

02 / ポリマーがいしの気流シミュレーション

がいし(磁器、ポリマー共に)は、笠形状や笠間隔によって、ある風速条件になると、風音が生じることがあります。 当社では、金沢大学と共同で研究をおこなっており、この風音メカニズムや風音低減の条件(笠の形状、大きさ、間隔)について調査をおこなっています。

ポリマーがいしの気流シミュレーション